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かきため

フリーランスに誘ってみた結果

フリーランス残酷物語 Advent Calendar 2016 - Qiita 13日目

 

2人程をフリーランスとしてお誘いした話。

 

前置き

まだ2年目のほぼ新米フリーランスエンジニア。フリーランスの方々の記事を見るに、全然残酷ではない話しかありません。

 

フリーランスエンジニアには、2種類の大きく分かれた人がいますね。派遣か、受託か。

元々 SIer からフリーランスエンジニアになったので、派遣みたいな働き方+α として、メインのお仕事として週4~5と最近では週1の2つの仕事をやっていたりもします。合わせて 月3桁万円は超える事も出てきました。これからも精進したいと思います。

 

フリーランスになってから変わったことは、もちろん報酬面が数倍。自宅で仕事は殆ど無いけど、SIer時代の何をやっているのか分からないような帰社日などは無くなり、時間の自由は増えました。ライフイベントとして、結婚もしました。

 

ただし、家はまだ買えていません。買えない理由は、別途ブログに記載しているので、こちらも残酷な理由の一つとして気になれば見てください。

aquari.hatenablog.jp

 

こんなに良い思いが出来ているのだから、同じような親しい友人にも味わって欲しいと思い、フリーランスエンジニアへ誘ってみました。

 

犠牲者一人目

フリーランス」 でググった際に出てくる広告を見ると、豊富な案件・高い報酬・充実したサポート・可愛い女性エージェント(一部)。まさに悪徳のような誘い文句の多さ。ですが、安心してください。私はこんなにも今幸せなんです。さぁ、勇気を振り絞って一緒にこの世界に足を踏み入れましょう。

 

言い過ぎではありますが、そんな感じの謳い文句を利用して友人を誘い、乗り気になってくれたので、同じ営業に紹介して今後の進め方を相談した。

 

仕事を辞める日も決まったので、次の段階として案件を決める為、日々面談をする日々が始めった。しかし、仕事を辞める日が近づいても一向にいつまで経っても案件が決まらなかったのだ。

 

フリーランスエンジニアの問題ではないが、彼の持っているエンジニアとしての力では、私が紹介した程の報酬を狙えなかったのだ。その為、彼は少し背伸びしてやったことの無いスキルを勉強がてらに仕事をさせて貰って、力をつけるという事を考えていたようだが、無理もない。必要スキルもないのに、雇うわけがないのだ。

 

また、後日紹介した営業から聞いた話では、彼は話がとても出来ない人だった。自分の事を売る事が出来ていなかったと。初対面の人に対して、口下手だったようだ。これは致命的だ。

SIerならば、セット売りのような形で、チームで入るのは容易い。だが、フリーランスはほぼ常に一人だ。孤独なのだ。だからこそ、初対面の人へ自分を売る大切さは重要だ。少しでも良い。やったことが無い事でも、相手を安心させ出来る人を演じるべきだ。

 

私は驕っていた。だからこそ、他人の事を思いやり、その人のスキルに見合った報酬がどのくらいなのか。また、その人が本当に一人でやっていけるのか。見抜けなかった。

 

しかし、彼は辞既に表を提出し、もう後戻りは出来ない状態だ。私は責任を感じ、数日に1度は飲みに誘い、不安を取り除き、少なくとも少しでも早く案件へ辿り着けるよう相談にのった。

 

早く案件を見つけないと、無一文生活になることは明白だった。

 

正社員の場合、仕事をしなくても「自社待機」という出社しているだけで何もしなくてもお金が入る素晴らしいシステムが存在する。しかし、正社員とは違い、フリーランスの報酬は翌々月払い。1度波に乗って毎月案件が続くようであれば、この辺も気にはならなくなる。ただし、フリーランスに成り立ての場合、そうもいかない。1ヶ月以上は報酬が振り込まれずに生活をする必要がある。

 

フリーランスになる場合、貯蓄に余裕を持っておくこと。これは大前提だが、彼はギリギリのラインにいた。そのような立場で、さらに案件がない日々が続くようであれば、死活問題である。

 

フリーランスに誘った側としても、このような状態に陥ることは避けたい。メリットばかりを話したせいで、もしものリスクを伝えていなかったせいなのか。しかし、ググれば出るので、相手が調べたり無いだけなのか。後者だとしても、誘ったという事に変わりはないので、責任は感じていた。

 

結果として、彼は少し安めの案件を持つことができ、さらに今まで経験したことのないスキルも得ることが出来る環境へ行くことが出来た。安めとは言っても、もちろんSIerにいた頃よりは上がり、満足の行く生活を送っている。

 

彼は今もまだそこで働いている。

 

 

犠牲者二人目

次の犠牲者は残酷とまではいかないが、フリーランスになりたくても慣れていない人の話だ。

 

常駐型のフリーランスエンジニアならよく分かると思うが、1つの会社から数名のSIerが運ばれてきているのがおわかりだろうか。あの人とあの人は、N社。あの人達はD社。あの人は、一人で来ているフリーの方。

 

こんな状況はよく見る光景ではないだろうか。

 

SIerは来ている会社も様々おり、もちろん1次受け、2次受け、孫請け、ひ孫受けなど様々な呼ばれ方はしている。グレーゾーンのラインとはよく言われる。まあ、その話は良いとして、受け方によっては各個人の最終的に手に入る報酬に違いが出てくる。

 

1次受けのN社は、150万。2次受けのN社へ配属され、客からの単価は100万。数割絞られ、70万。さらに、SIer正社員ならば月30万が手取り。しかし、1次受けのフリーランスの場合、100万。こんな感じでやはり単価や手取りは大きく変わってくる。

 

やり過ぎ感はあるが、この考え方で言えば、2次受けの正社員の人は、全部で6, 7割は吸われているわけだ。優秀なSIer正社員ほど、特にもったいない。100万単価の人と同じような仕事をしていても、30万なのだから。SIer企業は残酷だ。

 

もし月30万のSIer正社員が、同じ仕事先でフリーランスになった場合どうだろうか。簡単に考えれば、報酬は100万となるはずだ。

 

しかし、そんな簡単な話ではない。元請けの会社と客先の信頼関係の問題が出る為、一旦契約を切って再度別の会社を通して同じ場所に配属は厳しいと思われるだろう。ただし、それはバレた場合に限る。

 

今まで、何人も引き抜きやフリーランスに転身して同じ場所に居続ける人を見たことはあるので、よくある光景なのだと感じる。

 

フリーランスになって別の現場に行けばこのような問題はないが、やはり居心地がよくなり信頼関係も出来ていると、抜けにくい事もある。「社員は厳しくても、もっとここで働きたい。」「いいよ。」みたいなやり取りが発生する事も少なくはないだろう。

 

ただし、やはりそれはタイミングが必要であり、フリーランスに誘った彼も半年は立とうとしているが、まだフリーランスにはなってはいない。

 

 

まとめ

フリーランスエンジニア、興味とスキルに多少の自身があるならやってみると良いですよ。